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病院・医療機関

温度管理プラットフォーム「オントレイシスクラウド」による
医薬品保管庫の温度監視における業務改善・省エネ

働き方改革 省人化 廃棄削減 省エネルギー CSR SDGs
更新日 2025年1月8日
導入時期
-
業種、導入設備規模
病院・医療機関
導入ソリューション
温度管理プラットフォーム
「オントレイシスクラウド」
導入目的
温度データの自動取得と厳格管理の実現
成果
温度逸脱による、医薬品の廃棄の防止。省エネ。
導入事業者
TOPPAN株式会社

課題

医師は患者の緊急輸送や看取りなど昼夜問わずに対応するため、長時間労働化や患者対応に伴う事務作業がタスクシフティングできていないことから、厚労省は2024年度より医師の労働時間に制限を設け、看護師や薬剤師に事務作業をシフトしていくこととした。そのため看護師や薬剤師が現状行っている業務でDXで無人化できるものは無人化していこうとする動きが始まり、その一つである、1日に数回目視で確認し、手書きで記入し管理している医薬品保管庫の温度管理業務に着目した。


対策

温度管理プラットフォーム「オントレイシス クラウド」とRFID対応温度ロガー「オントレイシス タグ」を組み合わせることで、保管物の温度を自動取得し、取得したデータの一元管理を可能にする。
医薬品の安全性向上の取り組みと品質管理の強化と医薬品のGDPガイドラインに適合した保管時の品質向上に貢献する。


成果

温度に関する確認業務が全く必要なくなったこと。これまでは点での管理であったものが「オントレイシスクラウド」導入後は5~10分間隔での線に近い状態での記録が可能となり、より厳格な管理体制を構築。
温度逸脱時の閾値の設定で逸脱時の素早い対処が可能となり、冷蔵庫の故障や有事の際の温度異常による医薬品の廃棄を未然に防ぐことが可能になる。また、温度を一定に管理できる事で不要な電力使用量を抑え、省エネに寄与。


担当者

営業統括本部 第六営業本部 第三部 第一チーム 荒川 久

事業推進統括本部 ITイノベーション本部 IoTソリューション部 センサーデバイスチーム 竹野 直樹